「グッド・ハーブ」トークイベント、ご来場ありがとうございました! | ラテン!ラテン!ラテン!

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渋谷からラテンアメリカ映画を発信!!

昨夜は眠りました、10時間!(寝過ぎやろっ)

7月24日(日)シネマート新宿でのトークショー、
急遽の開催にも関わらず、たくさんの方に
お越しいただき、ありがとうございました!

なんせ330席の劇場なのに、時間が決まったのが
7月19日、という、んとに、無謀な企画に
協力してくださった、東ちづるさんと
東京大学教授の野谷先生に、感謝!!!

東さんは、出演ラジオだけでなく、文化放送で
突撃宣伝も。文化放送には、足を向けては
寝られまへん。

昨日のトークを聴いてから観た方、
観てから聴いた方から、メールやツイート
いただきまして、無理にでもやってよかった、と
思いました。

野谷先生のメキシコ文化の解説、とくに
建築や色彩、そこに共存する植物との関係が
面白かった、という声が多々あり。

日本だと、おしゃれだけど、無機質なインテリアに
なりがちなプランター植物も、メキシコでは、
「生きてるぜ!ここで」みたいな存在感を
醸し出しています。
それは、映画の中のダリアのマンションの
ベランダの植物をみてもそうですが、
ララの庭は、もう繁殖しているって感じですから。

あの庭は、実は監督の自宅の庭で、そこに
存在する植物たちは、監督とミュージシャンに
インタビューをしてくれたみぽりんの
「名代☆日々是メキシコ」で、
パンフの裏話として、紹介されていますので、ぜひ!

東ちづるさんの娘から母への観点もドキっと新鮮でした。
認知症になった母が、ぽろっと漏らす秘密に、
実は、母の人生を何も知らなかった不安のほうが、
母を失うかもしれない不安より大きかったんじゃないか、と。

母と娘って、中々正面きって向かい合えないと
思うのですが、東さんはお母さんを誘って
(というか説得して)2人でカウンセリングにまで
行った経緯の持ち主。

「触らぬ神にたたりなし」と思っている自分から
考えると、そんなこと怖くてできましぇん、なのですが、
その後の、東さんとお母さんの関係は、端からみていても
うらやましいぐらいに本音でつきあえてる。

メキシコって、母と娘が何でも言い合って、
もっとケンカしたりするのか、と思ってた、と
東さんは、言ってましたが、いやはや、母娘の間で中々、
本音が言えないのは、万国共通かも。

ハーブに関しては、トークのときに、初めて
昔は、父がセンブリを煎じて飲んでたし、怪我やヤケド
したときのために、鉢植えのアロエもあったよなあ、と
思い出した次第。

これもパンフにみぽりんが書いてくれたように
メキシコには薬草市場があるほどで、
まさにそのまんまのハーブ(草)が売られていますが、
野谷先生がおっしゃるには、ブラジルのアマゾン
流域などでは、群生している野生の薬草が
米国資本に採取されて、特許をとって、医薬品に
用いていられているとのこと。

それで現地の人々が、そこにはえている薬草を
採れなくなっていることも聞いて、う~ん、と
唸ってしまった次第です。

日本でもセンブリは、もう売ってないのかしら?
と、なぜかセンブリに思いを馳せる私。

調べてみたら、にゃんと、今やセンブリは
医薬品に指定されたので、薬局でしか買えないのだ!
ひえ~~っ。

と、ひとり驚いていた私ですが、トークの様子は、
取材にきてくださった「ミニシアターに行こう!」に
掲載される予定ですので、お楽しみに。

告知で汗を流させてしまった
東ちづるさんの公式ブログ

先ほどの正面切って、お母さんと向かいあった経緯が
書かれた本
“私”はなぜカウンセリングを受けたのか―「いい人、やめた!」母と娘の挑戦/東 ちづる

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私のガハハ度合いも第二章にのっている
らいふ/東 ちづる

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野谷先生とのトークです~
エドムンド・デスノエス『低開発の記憶』(白水社)刊行記念
映画『低開発の記憶』上映+トークショー


低開発の記憶/エドムンド デスノエス

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