5月4日(月・祝)ラテン!ラテン!ラテン!本日の上映 | ラテン!ラテン!ラテン!

ラテン!ラテン!ラテン!

渋谷からラテンアメリカ映画を発信!!

12:00 「瞳は静かに」

14:30「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」

16:45「苺とチョコレート」


今日の1本目は、アルゼンチン映画「瞳は静かに」

舞台は軍事政権下のアルゼンチン。

「ええ~っ、また~?」と思われたあなた。

わかります。軍事政権とか内戦とか暗いんだもん、と。


でも、これは極上のサスペンスでもあるのです~。

予告編



子供を主人公に大人が言いたいことを

言う映画ではなくて、あくまで子供の視点です。

子供の目線は大人よりも低いので、すべてが

見えている訳ではないのですが、だからこそ

感じることができる。


無邪気で好奇心旺盛なアンドレスが、父や祖母の

行動に疑問をいだき始めることで、どんどん

変わって行くところが見所です。

andres


アンドレス役のコンラッド・バレンスエラは、

映画初出演。祖母役のノルマ・アレアンドロは

アルゼンチン初のアカデミー賞外国語映画賞を

受賞した「オフィシャル・ストーリー」主演女優です。


「オフィシャル・ストーリー」の後、ノルマ・アレアンドロは

軍事政権を舞台にした映画には出演しませんでしたが、

ダニエル・ブスタマンテ監督の脚本を読んで、快諾したという

経緯があります。闘う人たちより、当時の

市井の人々を主人公にすることで、日常生活に潜む

圧力がよく分かる作品です。

andres2


2本目の「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」と

共に、ぜひ!


3本目はキューバ映画「苺とチョコレート」

キューバ映画で初めてアカデミー賞外国語映画賞に

ノミネートされた作品で、DVDがレンタルであるようですが、

字幕はスペイン語から直接訳した新訳版です。


いま、観光客がどっと押し寄せているキューバですが、

ディエゴとダビドが出会うアイスクリーム屋さん、

「コッペリア」も長蛇の列ができることで有名です。

coppelia


そこで苺のアイスを頼むディエゴをみて、ダビドが

「男ならチョコレートだろう」と思うのですが、

ディエゴはひるまず、アイスの中に苺が見つかって

今日は何てラッキーなのというシーンが、

「朝食、昼食、そして夕食」の中でも引用されています。


この映画でディエゴの部屋だったところは、

今や、有名なレストランになっております。

guar1


La Guarida

all aboutの紹介記事
いま、ホームページのリンクが切れているようですので

facebookの情報も…。(スペイン語ですが)

La Guarida Facebook


キューバに行かれる方は、ぜひ、映画を観てねっ!

それでは、コッペリアでの出会いのシーン(スペイン語)を

ど~ぞ。